先日、鹿児島を拠点に活動するコミュニティ大工・加藤潤さんをお招きし、
空き家活用セミナーを開催しました。
本セミナーは、地域に点在する空き家を“課題”としてではなく、
“資源”として再評価し、利活用を通じた移住・定住促進の可能性を探ることを目的に実施したものです。
はじまりは「面白そう」という直感から
印象的だったのは、加藤さんが空き家を初めて見たときのひとこと。
「うわ、これめちゃくちゃ面白いじゃん!」
その高揚感から、すべてが始まっていました。
空き家は、放置された問題ではなく、新しい可能性が眠っている場所。
その視点が、私たちの空き家の見方を大きく変えていきます。
鹿児島県南九州市頴娃町での取り組みでは、
民間・NPOの活動からスタートし、後に行政が関わる形で広がっていきました。
築140年の商店街に残る空き家を、ひとつずつ再生していくことで、
・新たな交流拠点の誕生
・持ち込み型イベントの増加
・若者や移住者の定着
といった変化が生まれていきます。
空き家は「余っているもの」ではなく、
人の流れと活動を生み出す“起点”となっていました。
「コミュニティ大工」という関わり方
今回のセミナーを通して見えてきたのが、「コミュニティ大工」という存在の立ち位置です。
建築のセオリーを、あえて少し外れる。
もちろん、良い意味で。
すべてを整えきるのではなく、
あえて余白やゆるさを残すことで、
人が関われる入口をつくっていく。
ハード(建築)をつくりながら、
同時にソフト(コミュニティ)も生まれていく。それが、コミュニティ大工という在り方です。
セミナーの中で語られたのが、「開かれた建築」と「安全性・信頼性」のバランス。
建築は本来、安全であることが前提です。
一方で、すべてを完璧に整えすぎることで、関われる余地がなくなってしまうこともある。
例えば、少し傷んだままの部分や、完璧ではない仕上がり。
それが逆に、「これくらいでもいいんだ」と誰かの一歩目を軽くすることがある。
建築を“完成させるもの”ではなく、
“関わりながら育てていくもの”として捉えること。
DIYという手法は、そのための有効な入口でもあるのだと感じました。
宮崎でも、動きはすでに始まっている
今回のセミナーには、
「宮崎コミュニティ大工クラブ(MCDC)」のメンバーも参加していました。
すでに宮崎でも、コミュニティ大工の動きが立ち上がっていたんです。
今後のワークショップにも関わってくれる予定とのことで、
地域内での広がりにも期待が高まります。
宮崎においても、DIYを起点とした空き家活用のカルチャーが、
これから少しずつ育っていきそうです。
次は実践へ ― 池内町でのワークショップ
そして今回の学びは、実践へとつながります。
5月9日(土)〜12日(火)、
池内町の古民家にてDIYワークショップを開催します。
今回取り組むのは、
長野県から移住してきた和地さんの住まいづくり。
自分の暮らしを、自分たちでつくる。
その実践を、宮崎でもしっかりと実装していきたいと考えています。
新公民館VOLとしても、この動きを継続的に後押ししていきます。
ワークショップの情報は新公民館VOL公式LINEで情報発信していきます!
興味のある方はぜひ、友達登録お願いします。
👇新公民館VOL 公式LINE
https://lin.ee/6JzJ5B8