ZINE it ! PRESS 読み手に届くZineデザイン入門
月額会員・後藤修さん( @osm69 )主催のZINE制作ワークショップが開催されました。

今回のワークショップでは、後藤さんがこれまで手がけてきた書籍を例に、
本文の組み立て方・画像の配置・レイアウト構造の考え方など、
ZINE制作に限らず“読み手に届くデザイン”の基礎を学ぶ内容となりました。
本制作の「裏側」に触れる時間
私たちが普段、何気なくページをめくっている本や雑誌。
それらがどのような意図やプロセスで編集され、組み立てられているのか——。
後藤さんの解説によって、レイアウトの背後にある “見えない仕組み” が紐解かれていきます。
「本って、こんな風に考えられてレイアウトされているの⁈」
そんな驚きからスタートした参加者も多く、序盤から新鮮な学びが広がりました。
余白の取り方ひとつで印象が変わること、
縦書き・横書きの選択が読み心地に影響すること、
ページをめくる“ターン”のリズムが物語の流れをつくること——。
小説、雑誌、写真集…
あらゆるジャンルの本には、それぞれ異なるレイアウトの思想があり、
そこには読み手に自然と届くよう緻密に計算された設計がある。
そんな“当たり前の裏側”に触れたことで、
ページを眺める視点がぐっと立体的になっていく感覚がありました。
8ページのZINEに込める工夫
実践では、9枚の写真と文字・見出しを組み合わせて、8ページのZINEをつくるという課題に挑戦。
選び方、並べ方、余白の取り方——。
ページを構成するための要素が想像以上に多く、最初は手が止まってしまう場面も。
「パターンが無限にあって、どこから手をつけたらいいか分からない…」
しかし後藤さんのヒントを頼りに手を動かし始めると、少しずつページのバランスが整い、
配置によって読みやすさが変わる感覚がつかめてくる——
そんな“発見の瞬間”があちこちで生まれていました。
完成したZINEが教えてくれたこと
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完成した初めてのZINEでは、
参加者の多くが “余白の使い方” の重要性と奥深さ を実感。
これは、資料づくりや文章レイアウトなど、日常のアウトプットにも生かせる学びとして、
さっそく活かしたくなる気づきが詰まっていました。
「本や雑誌の見え方が変わった」そんな声が自然とこぼれるほど、
視点が大きく変わるワークショップとなりました。
次回にも期待が高まるワークショップ
今回のイベントへの想いは、
後藤さんが「宮崎の時間」でも語ってくれています。
背景を知ると、次回のワークショップがより楽しみになるはずです。
🎧 エピソードはこちらから:Vol.4-2| 宮崎が“変な文化”が根付いているところみたいに見えると面白い

ご参加いただいた皆さま、
そして後藤さん、素晴らしい時間をありがとうございました。
次回の開催もどうぞお楽しみに!
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