高鍋町にて、まちづくりセミナーを開催しました。
今回のセミナーは、開催告知の段階から、
「なぜ高鍋町で行うのか」
「いま、このまちでまちづくりを考える意味は何か」
その理由や背景を言葉にしながら準備を進めてきました。
当日は、参加してくださった方々と、とても率直で、実践的な対話の時間となりました。



現実と向き合う問いが交わされた時間
セミナー後の質疑応答では、
- 古い建物をリノベーションする際、工事費や初期コストをどのように考えるのか
- 「やりたい」という想いだけでなく、収益として本当に成立するのかどうか
- 海、商店街、街中など、高鍋町のどのエリアにどんな可能性があるのか
といった、理想論にとどまらない、
現実と正面から向き合う問いが多く投げかけられました。
印象的だったのは、
「これがしたい」という気持ちよりも先に、
「これなら成立する」という視点を持つことの大切さが、
参加者のあいだで自然と共有されていったことです。


空き家との出会いは「たまたま」の連続
また、空き家活用についての話題では、空き家との出会いは計画的につくるものというよりも、
実は“たまたま”の連続である、という話もありました。
偶然に出会える余白を残しながら、この建物で何ができるのかを考え続けること。
その積み重ねが、結果として「この場所にしかない使い方」へとつながっていく。

民間と行政、それぞれの役割を活かすということ
さらに、民間がリスクを取り、行政が発信や後押しを担う。
まちづくりにおける、その役割分担のあり方についても、参加者のあいだで共通認識が生まれました。
答えを出すことが目的ではなく、それぞれが持ち帰り、考え続けられる視点を共有する。
そのこと自体が、今回のセミナーのひとつの成果だったような気がしています。

そして、次の一歩へ
このセミナーをきっかけに、
美想空間としても、高鍋町での取り組みが少しずつ動き出しています。
まずは、蚊口浜から。
この場所で、どんな「新たな場所」が生まれていくのか。
これからの展開を楽しみにしていただけたら嬉しいです。
参加してくださったみなさん、
そしてこの場を共につくってくださった高鍋町のみなさん、
本当にありがとうございました。


