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宮崎街中リノベ会議 vol.4|実践編ワークショップを開催!

宮崎街中リノベ会議 vol.4|実践編ワークショップを開催!

街中の空き家から未来をつくる ― 宮崎街中リノベ会議 vol.4

宮崎街中リノベ会議は、宮崎市中心市街地の実在物件を題材に、
「あなたなら、この物件どう使う?何を仕掛ける?」 あなたならではの新しい活用法を考える実践型のリノベーションワークショップです。

11月16日・17日は、その導入となる説明会を開催し、
空き家が増えていく中心市街地の背景や、リノベーションによってまちが変わっていった全国の事例を紹介し、
今回のプログラムの目的である “建物の価値を未来に引き継ぐための視点づくり” を参加者の皆さんと共有しました。

WS説明会の様子

みんなで対象物件を見学に。

11月23日、ワークショップ当日。
参加者は “タムタムチーム” と “オニオニチーム” に分かれ、 それぞれの視点と強みを生かした提案を1日かけてブレストし、イベントの最後にオーナーさんに向けてプレゼンしました。
行政、建築、学生、クリエイター…
バックグラウンドの違う参加者が組むからこそアイデアが広がり、
さらには理想だけでなく、収支計画まで落とし込んだ実現可能な提案になっていきます。

それぞれの提案を、ブレスト!課題と根拠をしっかり調べ上げます。

中間発表では、鯛島からそれぞれの案にフィードバック。視点が一気に立体的になり、提案がぐっと深まりました。

各チームの最終プレゼン!

タムタムチーム|JOURNEY MIX MIYAZAKI

― 地域性と課題解決に向き合う“旅人の拠点”

宮崎の特徴でもあるバイク・サーフィン・ゴルフ・スポーツなど、
季節ごとに異なる“旅人がミックスされる宿” をテーマにした提案。

観光客の滞在拠点不足や、街中に増える空き家といった地域課題に真正面から取り組み、
地域性+課題解決性を兼ね備えた宿泊拠点としての可能性を示しました。

宮崎が持つ「アウトドア・スポーツ都市」としての魅力を、
滞在の仕組みとしてどうデザインするか。
収支計画まで丁寧に組み立てられ、オーナーさんへの交渉家賃まで提案!
実現性の高い内容でした。

オニオニチーム|アーティスト イン レジデンス

― 創造性が循環する“まちのクリエイティブ拠点”

工場・レンタルスペース・シェアオフィスを備えた複合施設として、
“まちをクリエイティブに動かす拠点” を構想。

学生メンバーならではの自由な視点が光る、
フリースペースの新しい使い方も提案され、
多世代の共創が自然に生まれる未来像が描かれました。

さらに、サポートメンバーとして現VOL会員が提案されており管理人としては胸が熱くなりました!

オーナーさんの言葉から見えた、“建物の新しい役割”

イベント終了後、参加していたオーナーさんからは、
「県外の人にも来てほしかったし、こんな楽しい提案が聞けてとても嬉しかった!」
とのコメントをいただきました。

提案を通して、
この建物が今後まちなかで“どんな役割を担っていくのか”
その輪郭がふわりと浮かび上がってきたように感じられました。

美想空間が目指すリノベーションと、新公民館VOLの役割

美想空間は「つくる」よりも「どう使われるか」を重視し、
建物とまち、人と場の“関係性=間(あいだ)を編集するリノベーション” を大切にしています。

建物を新しくするのではなく、
そこに“新しい役割”を与え、まちを動かすエネルギーに変えること。

さらに、新公民館VOLは、
空きビルの“空中階”をまちにひらく多機能拠点として、
これからも まちの声に耳をすまし、地域の未来に伴走する場 であり続けます!

最後に

ここから生まれる“小さな未来”が、これからどう育っていくのか。
私たち自身がいちばんワクワクしているのかもしれません。

最後に鯛島も語っていましたが、
行政、学生、建築、そして地域で暮らす人々…
立場の異なる人が、それぞれの視点から「この場所の未来」を考えることこそ、
まちづくりの確かな第一歩なのだと感じました。

田村さん、鬼束さん、そして参加者のみなさん、
本当にありがとうございました!


ワークショップ終了後の机上。
この雑多な感じが参加者の頭の中を表しているようで、なんとも好きです。
本当にお疲れ様でした!